縁台、リハビリ椅子、机の高さはなるべくおヘソの下!等々といった体を動かしやすい環境設定を行うのがハード面。

 

本日の出来事はソフト面についてです。

 

すみれユニットリーダーが、事務所へやってきました。

「Aさんが歩いたと教えてもらったのでぜひ、一緒に見たくって(*´▽`*)」

 

A様は今年の9月に要介護5で入所されました。

寝返りもお手伝いが必要で、日常生活の全ての場面において全介助状態で亀寿苑にご縁をいただきました。

 

A様の生活の中に亀寿苑職員が入らせて頂いて約2か月!!

 

カメラには、不安なく立ち上がられ、全身にしっかり力を入れた状態で数歩、歩かれ、つかまり立ちをされている映像が確認できました。

 

映像を確認した者で大きな歓声が上がりました(^O^)/

 

法人によって様々な利用者の方々への想いがあります。

転倒して痛い思いをさせたくない。

 

もちろん、亀寿苑も同じ想いです。

 

「危ないから、転倒しないように座っていてください。」これも、その方を想ってのお言葉には違いありません。

 

ただ、残念ながら、その方のできることを奪ってしまう行為でもあります。

 

人は1日に何万回もの選択をするそうです。

どうしても、歳を重ねると選択は少なくなります。

選択できることが少ないと、いろんな意欲は低下し、その方らしさが無くなってしまうのではないでしょうか。

 

人としての動くという大切な選択を奪わない。

それには、まず、入所者の方々のお元気がなられる未来を想像しながらの前向きな思考が大切です。

亀寿苑では、「こんなにもお元気になって下さった!!」とみんなで喜ぶ。

その時に、ふらつかれていた等、事故につながりそうな要因がみられたら、その要因についてどう対策するか、みんなで考える。

 

そう書きながらも、実際に実行に移してくださっている、介護職員さんは本当にすごいな、と日々感激しています。

 

いつもありがとうございます。

 

そして、A様が歩かれた映像を、他の介護職員さんとも共有!!

 

「すごい!すごい!!」と笑顔でとっっっても綺麗な涙💧✨

 

こんなにもすごい方々と一緒に過ごさせてもらっている。

大きな幸せを感じる出来事でした。