ご家族からの面会を大切にしている当施設ですが、残念ながら2月頃より面会制限をおこなっておりました。
「遠くから一目だけでも会いたい。」と、当時は窓越し面会が精一杯でした。
「入所者様に会いたいと願われるご家族の思いに何とか少しでも答えたい。」と考えた施設ケアマネが2月頃より入所者様の写真入りカードを毎月手作りしてくれています。
ご家族に今の入所者様の状況を知っていただくことを目的として心を込めて作成し、毎月の事務からのお知らせに同封しています。
当初は面会が可能となったら終了する予定でした。
6月に入り、面会制限大幅緩和となったことで最後のカードをご家族にお渡しすると、「これを毎月楽しみにしていました。」「これが支えでした。お陰で安心できました。」といったお声をたくさんいただきました。
このお声から、施設ケアマネは「毎月楽しみにしてくださる方もたくさんいます。遠方でまだ、面会を遠慮して下さっているご家族もいらっしゃいますし、続けます。」と、今日もはりきって手作り写真カード作成をしてくれています。
特養では、入所となったその日から、アルバムをプレゼントさせて頂き、日常の写真を撮ることを大切にしています。「こんな時もあったなぁ。」と目を細めて話されるご家族の会話に私たちも混ぜて頂いたり…。
「お母さんのこんな笑顔、何十年ぶりに見たわ。」といったお言葉をいただくこともあります。ご家族が懐かしいと感じる表情を引き出し、写真に撮ってくれるユニット職員さん。
素敵な表情が引き出せるのは日々の良い関わりをしてくれているからです。
入所者様の素敵な写真を撮り続けてくれる職員さんに感謝。
その写真をご家族に届け、入所者様の大切なご家族様に安心を届けて下さる施設ケアマネにも感謝。
みなさん、本当にありがとうございます。
亀寿苑ではこれからも写真を大切にしたいと感じる出来事でした。